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安 雪暉 教授が来訪されました
2025年11月26日(水)、清華大学(中華人民共和国)の安 雪暉 教授がITILを来訪されました。
塩谷 特定教授、麻植 特定准教授、友寄 特定講師から、ITILおよびインフラ先端技術コンソーシアムの活動紹介に加え、先日開催されたIIIAE2025の概要説明と、併催されたRILEM TC Workshopにおける3Dコンクリートプリンティング(3DCP)に関する最新の議論内容について報告が行われました。
これらを受け、安教授からは中国における3DCPの研究動向・市場動向をご紹介いただき、3DCP技術の普及に向けた課題や研究開発の方向性、ビジネスモデル等について、活発な意見交換が行われました。
その後、マグロ料理と日本酒を看板とする店にて懇親会を開催し、こだわりのマグロ料理や全国各地の日本酒を味わいながら、日中間の研究交流をより深める貴重な機会となりました。

説明中の安 教授 
懇親会にて
ダム工学会 研究発表会・講習会にて塩谷特定教授が講演
11月20日に塩谷特定教授が、一般社団法人ダム工学会 主催の令和7年度 ダム工学会 研究発表会・講習会(WEB開催:東京カルチャーカルチャーより配信)において、「NDTとデジタルツインが切り拓く大規模インフラの維持管理」と題して講演を行いました。

登壇時の様子 
講演中の塩谷特定教授
国際ワークショップを開催しました
2025年10月31日(金)、IIIAE2025に参加される欧州の著名な研究者の皆様をお招きし、ワークショップを開催いたしました。ご参加いただいたのは、Christian Hühne教授(DLR)、Anna Sklodowska博士(BAM)、Stephan Pirskawetz博士(BAM)、Els Verstrynge准教授(KU Leuven)、Nathalie Godin准教授(INSA)、Yuguang Yang准教授(TU Delft)です。
ITILから麻植 特定准教授および孫 特定助教が研究成果を発表するとともに、航空宇宙工学、材料科学、建築学、土木工学といった多様な分野の専門家が、それぞれの応用領域におけるAE(アコースティックエミッション)技術および非破壊検査技術の最先端研究について発表され、活発かつ刺激的な議論が交わされました。
ワークショップ後は、世界に2つしかないFAUCHON L’Hôtel(フォションホテル)の1つである「FAUCHON L’Hôtel Kyoto」にて懇親会を行いました。京都ならではの洗練された料理を囲みながら、研究や技術に関する議論をさらに深め、国際的な共同研究のネットワークを強化する貴重な機会となりました。


Nathalie Godin准教授が来訪されました
2025年10月28日(火)、INSA de Lyon(フランス共和国)のNathalie Godin准教授が本学を来訪されました。
昼食に京料理をご堪能いただいた後、Godin准教授の研究分野と親和性の高い研究を進める平方研究室(https://msr.me.kyoto-u.ac.jp/)を訪問されました。平方教授および松永助教より、研究内容や実験装置のご紹介を受けながら、活発な意見交換が行われました。
その後、キャンパス近くの長岡天満宮を参拝され、京都の自然や文化に親しんでいただきました。
夕方からは、ITILのメンバーに加え、平方教授および松永助教も交えて懇親会を開催し、京都らしい趣のある居酒屋料理を囲みながら、和やかな雰囲気の中で日仏の研究交流を深める貴重な機会となりました。

平方教授と松永助教に実験装置の説明を受けるGodin准教授 
懇親会にて
World Conference on Acoustic Emission 2025(WCAE 2025)にて研究成果を発表しました
2025年10月15日(水)〜17日(金)、中国・昆明で開催された World Conference on Acoustic Emission 2025(WCAE 2025) において、孫 特定助教が電磁加振法による高力ボルトの軸力検査手法に関する研究成果を口頭発表しました。
本手法は、電磁的励起によってボルト軸力の変化を高感度に検出するもので、非破壊評価技術として国際的にも注目を集めています。
WCAEはAcoustic Emission分野に特化した国際会議であり、今年は世界8カ国から多数の研究者が参加し、最新の研究成果に関する活発な議論が行われました。今回の発表を通じて、国際的な研究交流をさらに深める貴重な機会となりました。

研究成果を発表する孫助教
NDT-CE2025にて塩谷特定教授が基調講演
9月26日に塩谷特定教授が,Hyatt Regency Izmir Istinye Park Conference Hotel(トルコ共和国 イズミール市)にて開催された「The International Symposium on Nondestructive Testing in Civil Engineering 2025(NDT-CE2025)」において,「AE and Innovative NDT Approaches for the Sustainability of Infrastructure」と題して基調講演を行いました.
NDT-CE会議は,土木工学分野における非破壊検査(NDT/NDE: Nondestructive Testing / Evaluation)技術の研究・応用を扱う国際シンポジウムで1985年から3年毎に開催されています.我が国では,2000年に東京大学で開催した実績があります.今回の会議では,会議長をつとめたAegean University (エーゲ大学)のNinel Alver教授より基調講演の招待をいただき,登壇する運びとなりました.
また,同会議の最終日では,塩谷教授が主査を務めるRILEM TC-QPA(Quality and Performance Assurance of Additively Manufactured Cementitious Composites by Advanced Non-Invasive Techniques)の第3回会議がオンラインも併設して開催され,3つの話題提供と今後の方針が議論されました.

基調講演の様子 
基調講演後、会議長のNinel Alver教授と 
第3回RILEM TC-QPA委員会にて

温州理工學院のシンポジウムにて塩谷特定教授が招待講演
9月13日に塩谷特定教授が,温州空港マリオットホテル(中華人民共和国)にて開催されたシンポジウム「The First International Symposium on Intelligent Testing Technologies for Porous and Concrete Materials」において,「Prioritizing Infrastructure Health: A Strategic NDT Framework」と題して招待講演を行いました.


塩谷智基特定教授がRILEM Fellow Awardを受賞
8月26日~28日にベトナム ハノイコンベンションセンターで開催された第79回RILEM Annual Week(参加者450名)にて、塩谷特定教授がFellow Awardを受賞しました。
本賞は、RILEM(国際構造材料試験研究機関・専門家連合、本部パリ)の活動において卓越した研究業績と国際的貢献を示した研究者に贈られるもので、塩谷教授は土木分野では日本人として初めての受賞者となります。
日本人では過去に、2017年に東北大学の三橋博三名誉教授、2019年に東京大学の野口貴文教授が受賞しており、塩谷教授は日本人3人目のFellow受賞者です。
塩谷教授はこれまで、コンクリート構造物の非破壊検査(NDT)技術や、材料の劣化評価に関する研究委員会の副委員長、委員長を歴任し、その成果はRILEM 推奨法としてまとめられ、3つのISO規格の制定に尽力したほか、現在も別の推奨法のJIS化、ISO化を進められています。
塩谷教授は受賞にあたり、「RILEM Fellow Awardを頂けたことを大変光栄に思います。これまでの研究を支えてくださった皆様に心より感謝いたします。今後も、材料・構造物の健全性評価に関する研究を深化させ、社会に貢献してまいります」とコメントされました。

RILEM Nele de Belie 会長よりAward表彰を受ける塩谷教授 -1024x683.jpg)
RILEM Executive Banquetでの集合写真(左端が塩谷教授)
デルフト工科大学の学生たちが本学を訪問
2025年7月30日(水)から31日(木)にかけて、デルフト工科大学(オランダ王国)よりFengqiao Zhang助教と学生24名が本学を訪問されました。
初日は、友寄特定講師および坂本特定研究員の案内のもと、百周年時計台記念館や総合博物館など、吉田キャンパスの代表的施設を見学し、本学の歴史と学術資産に触れていただきました。
2日目は、防災研究所・宇治川オープンラボラトリーにて、最先端の研究設備や実験施設を見学・体験。学生たちは本学の研究環境に大いに刺激を受けた様子でした。
また、Zhang助教と塩谷特定教授との研究ミーティングも実施され、国際的な研究連携に向けた活発な議論が交わされました。

京都大学総合博物館にて 
宇治川オープンラボラトリーにて
Eva Lantsoght先生が本研究室(ITIL)を来訪
2025年5月24日(土)、サンフランシスコ・デ・キト大学(エクアドル共和国)の教授であり、デルフト工科大学(オランダ王国)の准教授も兼任されているEva Lantsoght先生がITILを来訪されました。
4月に着任した友寄特定講師および坂本特定研究員の自己紹介の後、塩谷特定教授、麻植ジュニアフェローからITILのビジョンや研究活動の紹介がなされた後、Lantsoght先生に実際の計測機器をご覧いただきました。
その後の懇親会では、和やかな雰囲気の中で京野菜を中心とした和食に舌鼓を打ちながら、各国の情勢・研究動向や今後の国際連携について意見を交わしました。

研究室を紹介する様子 
懇親会の様子
ポートランド州立大学 (PSU )の土木建設セミナーにて塩谷特定教授が招待講演
5月20日,塩谷特定教授がポートランド州立大学(アメリカ合衆国)にて開催された「Civil Infrastructure Seminar Series」において,同大学のThomas Schumacher 教授のお招きにより,「Resilient Infrastructure: Leveraging Cutting-Edge NDT for Structural Integrity」と題して招待講演を行いました。

本講演の告知 
講演後,Schumacher教授の研究室の学生と 
Schumacher教授の実験室にて同教授と
米国AE学会(シカゴ)にて塩谷特定教授がRILEM TCの取組を紹介,奥出特定助教が研究成果を発表
2025年5月12日~14日に米国シカゴで開催された AEWG-65(第65回Acoustic Emission Working Group)に,塩谷特定教授および奥出特定助教が参加した。
塩谷特定教授は,RILEM(International Union of Laboratories and Experts in Construction Materials, Systems and Structures/国際材料構造試験研究機関・専門家連合)にて,新たに立ち上げ,自らが委員長を務める技術委員会「3Dプリンティングされたセメント系複合材料の非破壊評価手法」に関する概要を紹介し,3D積層構造物の品質評価の在り方についての議論を促した。
奥出特定助教は,「Evaluation of Crack Depth and Repair Material Filling in Concrete Using Rayleigh Wave Amplitude Distribution」というタイトルで研究成果の発表を行った。同会議は,参加者約45名,発表件数32件の小規模な構成であったが,各発表には常に活発な質疑応答があり,内容の濃い議論が展開された。特に,複合材料へのAEの適用や,取得波形へのAI技術の活用に関する事例が多く報告された。
なお,今年2025年11月4日~7日には,日本・名古屋にて IIIAE2025(11th International Conference on Acoustic Emission & 27th International Acoustic Emission Symposium)が開催される。同会議では,塩谷特定教授が学会長,奥出特定助教が実行委員長を務める。IIIAE学会は,AEWGに加え,日本のAE関連学術組織(日本非破壊検査協会),および欧州のEWGAE(European Working Group on Acoustic Emission)が合同で開催するAEに関する世界最大規模の会議であり,第一回の2016年の京都開催に続く日本開催となる。約300名の参加を見込んでおり,現在その準備を進めている。今回のAEWG-65においても,IIIAE2025の広報活動を積極的に行い,参加者の高い関心を集めた。

RILEM TCの概要を説明する塩谷特定教授 
パネルディスカッションの様子 
開催地シカゴ市内の様子
懇親会の様子(左:Antonios次期副会長,右:Ozevin会長)
ITIL新規研究員のご紹介
2025年4月より、友寄 篤 特定講師と坂本 亮 特定研究員が着任されました。
また、同時に 武田宗久氏が、非常勤研究員(インフラ先端技術コンソーシアム シニアフェロー)として就任されました。
3Dプリンティング技術を活用した耐震補強実験に参加
2025年1月30日、本研究室が参画している、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期「スマートインフラマネジメントシステムの構築」のサブ課題B「先進的なインフラメンテナンスサイクルの構築」(研究開発責任者:石田哲也東京大学教授)において,その研究活動の一環として実施した「3Dプリンティング技術を用いた既設柱の巻き立て耐震補強に関する実験」(大成建設)が公開された。今回の実験に、国立研究開発法人土木研究所をはじめとする約30名の関係者が視察しました。(日刊建設工業新聞 2025年2月3日)
この実験では、鉄筋に比べ軽量で耐食性や低磁性に優れた「バサルトFRTPロッド」と、3Dプリンティング技術を組み合わせた耐震補強手法の有効性を検証しました。補強工法では、短繊維補強モルタルを用いて外殻を3Dプリンティングし、既設柱と外殻の間に高流動コンクリートを充填することで補強を行いました。この方法により、外部支保工を不要とし、生産性の向上が期待されています。
3Dプリンティング技術を活用した耐震補強の性能確認試験は世界初の試みであり、実験の結果、通常の鉄筋コンクリート柱に比べ耐震性能が向上することが確認された。本技術により、省力化・高強度化・高耐久化が可能となり、今後のインフラ維持管理における有望な手法となることも期待されています。
また、本研究室では、弾性波トモグラフィやAE(アコースティックエミッション)、パルスエコーの手法を用い、正負交番載荷試験における非破壊試験を実施しました。これにより、補強後の柱内部における破壊挙動を可視化し、3Dプリンティングによる耐震補強の効果をより詳細に検証します。
公開実験では、SIPプログラムディレクターである久田真教授(東北大学)が、「本技術が世界と競争できるものであることを広く発信してほしい」と講評し、さらなる技術革新の重要性を強調されました。
本研究室は、今後も3Dプリンティング技術を活用したインフラ構造物の維持管理研究を推進し、持続可能なインフラの構築に貢献してまいります。
「インフラDXの未来を考える」セミナー(塩谷特定教授が講演ほか)が、建設通信新聞に掲載されました
2024年12月6日に、JPタワー ホール&カンファレンスで開催された、日刊建設通信新聞社主催の「インフラDXの未来を考える」セミナーが、2025年1月28日付の「建設通信新聞」に掲載されました。
本セミナーでは、国土交通省のBIM/CIM原則化を出発点に、インフラDXが向かうべき方向性についての考え方が述べられました。塩谷教授は講演者として「戦略的インフラ維持管理を支えるデジタルツインとセンシングの融合」と題して登壇し、その後、国土交通省の森下大臣官房参事官や小林総合政策局社会資本経済分析特別研究官と共に、インフラDXの未来についてパネルディスカッションにも参加しました。
本セミナーでの各講演やパネルディスカッションの内容については、以下からご覧いただけますので、ぜひご一読ください。
出典:「BIM/CIMからつながるインフラDXの未来」(建設通信新聞)
※掲載許可を頂いております。
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